2000年以降、日本をはじめ世界各国で急速にデジタル社会へと舵を切る動きが顕著にあらわれました。今では国内のブロードバンド整備率は98%となっており、国内のどこからでもインターネットにアクセスすることが可能です。このインターネットを利用するためには必ず、lanケーブルは必要です。モデムとパソコンやテレビをつなぐことになりますが、このlanケーブルは世界共通規格となっているのが特徴です。
初めてlanケーブルが登場したのは、1988年のことです。オーストラリアの通信会社が開発したものであり、その後アメリカの軍で使用されるに至ります。計3本のグラスファイバーが内蔵されていて、光の乱反射を活かした通信伝達となっています。lanケーブルが世界共通規格になった背景は、国際情報通信機関が正式にブロードバンド機器として採用をしたからです。
1998年にスイスで開催された国際情報処理会議内において、2020年までに世界各国で高速通信網を整備することを議決されました。この会議では情報端末と周辺機器の規格を統一する項目も議論され、OSや無線通信と関連製品を世界標準になされました。lanケーブルも例外ではなく、Baseという規格が標準になるに至りました。国内で販売されているケーブルはアメリカやインドでも使用することができ、その逆も可能というわけです。
情報化社会はいち早く、グローバルな対応をなされたといえるでしょう。
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