ナイロン66の結束バンドの概要に関して

一度締めたら緩むことがない特性を持っているのが、結束バンドです。このアイテムは1960年に日本の大手家電メーカーが開発したもので、今では世界各国で使用されるに至りました。バンドの裏面にあるトラッキングという凹凸が噛み合うことでバンドは一方向にしか進まず、その結果緩まないというわけです。本来は電気工事の時に使用をする部品ですが、今ではソーラーパネルの固定や掲示板の設置にも使用されるようになりました。

結束バンドと一口に言っても、現代ではさまざまなアイテムで構成されています。形状が異なっていたり、素材も違うわけですがもっともポピュラーなのが「ナイロン66」というものです。このナイロン66は塩化ビニール製となっており、基本は使い捨てとなるのがポイントになります。ホームセンターや100円ショップで目にできるのがこれであり、1本あたりの結束バンドのお値段は10円以下と大変お安いものです。

ナイロン66は約50キログラムまでの耐久度があるため、電線の結束から掲示板の取り付けなどにも活用することが可能です。ただし塩化ビニール製なので紫外線と水には弱く、これらがある環境下で使用すると約1年でひび割れは表面に生じるでしょう。ナイロン66を使用する際は屋内に限定をしておき、定期的に劣化をしていないか確認するのが好ましいです。取り外す時はハサミかカッターで切断することになるので、使い捨てを前提にした使い方をしましょう。

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