隙間用lanケーブルの特徴と注意点

有線でPCやテレビなどをインターネットに接続する場合は、ルーターから各部屋までlanケーブルで接続をする必要があります。一般的に用いられるケーブルは8本の細い導線を束ねて作られていて、2本ずつペアでツイストさせることで電磁ノイズ対策が施されています。このためケーブルの外径は5mmかそれ以上の太さがあり、ドアなどの隙間に通すことはできません。フラットタイプのケーブルを使用すればケーブルの厚さが3mm程度になるので室内用のドアの隙間を通すことができるかもしれませんが、密閉性の高い扉や窓を通すことは不可能です。

フラットタイプのlanケーブルを使用することができない場合には、隙間用の薄いlanケーブルを使用して窓や扉を通す方法があります。隙間用のlanケーブルの厚さは0.25mmで紙のように薄いので、窓のアルミサッシの部分に折り曲げるようにして通すことができます。ただし、この方法でケーブルを設置する場合にはいくつかの注意点があります。販売されている隙間用のlanケーブルはCAT5eまたはCAT6なので規格上は1Gbpsに対応しているものの、芯線が全て並行でツイストが施されていません。

このため電磁ノイズに非常に弱く、通信速度が低下する恐れがあるので注意が必要です。金属箔で作られたケーブルは一度折り曲げると再度伸ばして別の場所に設置することができないため、配線に失敗するとやり直しがきかないという点にも留意しておきましょう。

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